福井大学は、4月26日、松岡キャンパスで平成22年度に設置した「地域医療推進講座」及び「地域医療推進センター」の開所を記念して、表示板の上掲式を挙行しました。
地域医療推進講座は、福井県からの寄附による「寄附講座」として設置されました。地域医療再生計画の一環として、県内の地域医療の充実を図るため、臨床研修、地域医療教育をし、地域に必要な医師の確保等、福井県の地域医療の推進に寄与することを目的としています。また、地域医療推進センターは、福井県内の医師不足地域への医師の派遣拠点となる施設で、医学部長をセンター長とすることで迅速な対応を可能としています。
上掲式では、上田 孝典 医学部長が挨拶し、「これを機に福井県との連携をさらに深め、地域医療に貢献したい」と述べ、寺澤 秀一地域医療推進講座教授が「地域医療機関の教育力向上の支援を図っていく」と今後の抱負を語りました。続いて、小竹 正雄 福井県健康福祉部長が「県内唯一の医師養成機関として地域医療に貢献いただきたい」と挨拶しました。その後、上田医学部長、寺澤教授、小竹健康福祉部長により、同講座、センターの表示板が掲げられ、福井県の地域医療の充実に向けての決意を新たにしました。