5月29日、福井大学災害ボランティア活動支援センターは、災害ボランティア講演会を開催し、学生、一般市民およそ80名が参加しました。同センターは、災害ボランティア活動に対する理解を深めるため、毎年講演会や研修会を行っており、今回は、2010年1月12日に発生したハイチ地震で、自らも被災したNGO「ハイチの会」プロジェクトマネージャーの熊谷雄一氏を講師に招いて、講演会を開催しました。講演会では、実際の被災地の様子を知ってもらおうと、ハイチの被災状況、避難所生活、現地でのボランティア活動について、写真を使いながら説明しました。また、被災者の精神的ケア、住環境、衛生環境の改善など復興に向けた課題も挙げました。最後に、自らの活動に触れ、農業支援だけではなく、国際的な機関で働きながら貧困に立ち向かっていきたいと今後の抱負を語り、講演会は盛会のうちに終了しました。
また、今回の講演会に合わせ、ハイチの惨状や同センターを紹介するパネル展示もあり、多くの人が訪れました。