国立大学の優れた取り組みや変化を続ける各大学の実状を広くメディアに伝える国立大学協会の「論説委員等との懇談会」の第2回目が「国立大学改革の現状」をテーマに、11月29日、東京都千代田区の学術総合センターで開催されました。本学からは、寺岡英男国際地域学部長と国際地域学部1年の土口育美さん、安江詠星さんが参加。4月に開設した国際地域学部の「構想とその具体化」をテーマに発表しました。
寺岡学部長は、社会から求められる「国際化と地域創生」に貢献する人材の育成を目指す国際地域学部の「徹底した英語教育と海外留学を通した異文化理解教育」「地域密着型の課題探求プロジェクト」「医学部と工学部と連携した文理融合型教育」を紹介、土口さんと安江さんが日頃の学びや感想について報告しました。
土口さんは「徹底した英語教育」を受け、「学生も教員も、英語はツールの1つという意識を持っています。英語でのディスカッションやプレゼンを通じ、入学当初に比べて表現力や発信力が高まりました」と学修の手応えを語りました。安江さんは、企業や自治体に出向き、課題を調査して解決を目指す「課題探求プロジェクト」の体験を述べ、「協力企業の方々から成果報告会で好意的なコメントをいただけましたが、課題の考察で手一杯になってしまい解決策を深めることができませんでした。もっとアイデアを出し具体的な提案が出来るプロジェクトにしていきたい」と今後の意気込みを語りました。
発表後は、個別ブースに移動し、2人並んで来場者からの質問に答えました。高校生に向けて今年10月に実施した国際地域学部の模擬授業を撮影した動画も放映しました。