福井大学は、1月24日、新日本有限責任監査法人の柴義公氏を講師に迎え、教職員を対象に法令遵守及び不正防止に関する講演会・事例研修会を開催しました。
第1部の講演会では、他機関で実際にあった研究費の不正使用等の事例を類型化し具体的に解説を行いました。国立大学法人にも一般企業と同様にコンプライアンスを意識した運営が求められており、そのためのリスクマネジメントの導入や内部統制の構築が必要であること、不正はおこした当事者だけでなく、組織としての責任も大きく問われる時代になっていることの説明がありました。
また、第2部の事例研修では、他機関での不正事例をもとに、不正がおきた背景を探るとともに、課題分析から防止策に至るまでの考察・演習を行いました。執務現場での内部統制という観点から、職員一人ひとりの意識の高揚の大切さをうかがわせる研修会となりました。