福井大学の前身となる福井師範学校を昭和19年に卒業された画家・佐川文子氏が、「天上の華(祈り)」と題した絵画を本学に寄贈しました。佐川氏は幅広く活躍され、多くの受賞歴があるほか、後進の育成にも尽くされています。「天上の華(祈り)」は、凛とした彼岸花が描かれ、暗色の背景に鮮やかな朱色を放っています。
また、本県ゆかりの画家・高嶋脩二氏からも絵画「Gaia 木魂、氷魂」の寄贈がありました。旅先で出会った自然を題材に描かれており、これまでに130の国々を周るなど、精力的に活躍されています。
眞弓光文学長は「見事な作品を寄贈していただき心よりお礼申し上げます」と謝辞を述べました。寄贈された絵画は文京キャンパスのアカデミーホールに展示されています。
本学にお立ち寄りの際はぜひ、ご覧ください。
佐川文子氏 画歴
大正15年 福井県生まれ
昭和19年 福井師範学校卒業
平成2年 福井市文化奨励賞受賞
平成13年 福井県文化賞受賞
現在 全国公募展「一陽会」委員・審査員 福井県代表
高嶋脩二氏 画歴
昭和17年 福井県福井市生まれ
昭和36年 福井県立藤島高等学校卒
昭和41年 京都市立美術大学卒(現:京都市立芸術大学)
昭和45年 以降、約130カ国を道草の旅、旅で出会った自然現象の不思議に魅せられて創作活動を行う。大地の女神Gaiaの時折見せてくれる壮大な手品等をテーマに、30数回の二紀展出展、及び40数回にわたる個展にて作品を発表する。
平成18年 二紀展 文部科学大臣賞を受賞
現在 二紀展審査委員