福井大学が取り組んでいる電力や光熱水資源の削減や省エネルギー化が、一般社団法人ヒートポンプ・蓄熱センターに評価され、10月14日に富山市で開催された「平成28年度 電力負荷平準化・省エネルギー社会実現セミナー」において、同法人の林 光明専務理事から特別感謝状を授与されました。
同大は、平成27年度から、キャンパス全体で消費する光熱水量などを見直し、「管理一体型ESCO事業」と呼ばれる省エネルギーに関する包括的なサービスを導入しています。附属病院のある松岡キャンパスでは、地下水熱源、設備排熱など、未利用のエネルギーを利用するとともに、中央機械室から病棟に供給する空調・温水設備の高効率化、運転の適正化を図りました。また、蓄熱槽の活用により、ピーク時の電力削減と省エネ性の向上を達成しています。
同大は施設設備の管理を見える化し、学内全体で低炭素社会の実現に向け、貢献していくこととしています。