福井大学災害ボランティア活動支援センターでは、災害ボランティアへの理解を深めることを目的に、毎年、講演会を開催しています。今回は、1995年の阪神・淡路大震災を皮切りに、日本や世界各地で災害の復旧・復興支援活動を行っている「被災地NGO恊働センター」スタッフの吉椿雅道氏を招き、「被災地に寄り添って」と題した講演会を開催、同大教職員、学生及び一般市民約60名が参加しました。
吉椿氏は、東日本大震災発生翌日から被災地に入り活動しています。「被災者ひとりひとりの小さな声にじっくりと耳を傾け、寄り添うことで、被災者との思いを共有できる。ボランティア活動は、被災者の立場になり、共にコミュニケーションをとりながら行動することが大切であり、今も被災者の声を聴き続けている。」と語りました。
今後も、東日本大震災被災地復興に向けて、被災者の最後のひとりが笑顔で自宅に戻るまでボランティアは続きます。今回の講演会は、参加者にとって、自分でも協力できる「何か」を見つける良い機会となりました。