福井大学は、7月26日、文京キャンパスで、アジア地域国際相互交流大学院工学教育 大学院入学前導入教育プログラム「スプリングプログラム」の修了証授与式を挙行しました。3回目となる今回は12名が修了し、出席した11名が小倉久和大学院工学研究科長より修了証を授与されました。
主に同大工学部4年生を対象とした同プログラムでは、春期休業の2週間を利用して中国の学術交流協定校へ留学し、海外企業の経営や技術についての講義を受けたり、企業を訪問したりします。日本人学生と中国人学生が時間外もともに過ごすことで、相互交流をより深めることができる内容となっています。
同研究科長からは、近年日本に来る留学生に対し海外に出る日本人学生数が少ないこと、さらに、サッカー女子W杯を制した日本代表になぞらえグローバルに活躍するには海外での経験は不可欠であることが述べられました。また、修了生に、このような短期留学の機会をステップとして半年〜1年の留学に挑んで欲しいという期待を込めた激励の言葉が送られました。
修了生代表の大学院工学研究科機械工学専攻1年角一将也さんから、「これからの国際社会には広い視野と積極性が大切なことを学び、文化や考え方の違い、英語力の必要性を再認識できた。機会があれば再度中国へ、さらにはその他の国にも行ってみたい。」と語られ、プログラムの成果が感じられました。