福井大学の「生命医科学フューチャーグローバルサイエンティスト育成プログラム」の成果発表会が3月27日開催され、高校生約60名がこれまで取り組んだ医学や生物学などの研究成果を披露しました。
本プログラムは、科学技術振興機構(JST)の次世代の科学者を育てる支援事業「グローバルサイエンスキャンパス」に採択され、昨年7月に開講し、理系への進学を目指している高校生および科学者や医師を志望する北陸3県の高校生75名が参加しました。受講生は、夏休みを中心に福井大学医学部、工学部において科学的好奇心を刺激する講義実習、高度な研究活動を遂行するための知識・スキル等基礎能力を養う継続的な研究に取り組んできました。
成果発表会では、腸炎疾患に関する研究などを紹介し、「腸炎の回復過程における細胞増殖」について発表しました。ポスター発表で、「ふくこむぎ」を使った研究をしたグループが、英語で説明し、日頃の英語演習の成果も披露しました。高校生らは、「研究を継続し、国際学会での発表や論文発表を目指したい」と意欲を見せていました。