福井大学は,平成21年度より福井県大飯郡高浜町からの寄附を受け設置された寄附講座「地域プライマリケア講座」を引き続き3年間継続するとして,3月29日に協定締結のための調印式を行いました。
調印式には,高浜町及び同大関係者が出席し,上田孝典医学部長は「福井大学医学部には,地域医療に関して成果を上げている同講座を目指して全国から人が集まっている」。また野瀬豊町長からは「同講座による取り組みが地域医療再生の一つの処方箋になるようにしたい」との挨拶がありました。
寄附講座では,これまで取り組んできた地域医療を理解した医師の育成,医師不足の解消,住民のあらゆる健康,疾病に対し総合的・継続的に対応するプライマリケアに関する教育研究の推進及びその成果の普及を図ることとし,地域医療の一層の充実と地域医療モデルの確立を目指します。