「社会保障と税の一体改革」を考える特別講義が開催されました。

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福井大学では,5月10日,教育地域科学部の「社会保障法」の授業において,財務省広報室長 瀧波宏文氏を招き,「社会保障と税の一体改革」に関する講義を行った。全国の大学に財務省の職員を派遣するこうした取り組みは,同改革の理解の推進を図る一環とされています。
講義の前半は,社会保障の充実と安定化のための財源確保という観点から,昨今話題となっている消費税率の引き上げをはじめ,税制全体を通じた改革,行政・政治改革について論じられるとともに,プライマリーバランスの重要性について説明がありました。
後半は,福井出身でもある瀧波室長ならではの「福井から見た一体改革」と題して講義が進められました。ここでは,都市部と地域との人口構造の変化,そこから生じる問題,ならびに,地域の身近な話題を中心に構成されており,出席した学生は熱心に聴講している様子でした。

講義の終盤では,瀧波室長と学生の間で活発な質疑応答がされました。学生からはニュースや新聞報道のみでは漠然としたイメージしか持てなかったが、改革の意義について真剣に考える良い機会となったという声や,現役世代と高齢者世代に跨がる問題の難しさを指摘するもの,消費税率が上がることについての不安など様々な意見が聞かれ,大変有意義な講義となりました。

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│ 2012年6月1日 │
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