福井大学は3月7日、敦賀キャンパスにおいて「学生と考える福井の未来~キャンパスからの創生~part2」と題し、地(知)の拠点フォーラムを開催しました。
平成25年度に採択された「地 (知) の拠点整備 事業 (大学COC事業)」の一環で、地域と連携して活動を行っている学生・教員20名と、敦賀市や美浜町など連携自治体の職員、地域住民、報道及び企業の関係者ら約30名が参加しました。
最初の全体会で、本学が取り組んでいる事業のうち、「理科に強い小中学校教員養成」「子どものこころの診療・療育体制の構築」「原子力関連人材の育成及び原子力安全研究の推進」「原子力防災体制の推進」の4テーマについて活動紹介を行った後、テーマごとにわかれたグループワークで意見交換を行いました。
「原子力関連人材の育成及び原子力安全研究の推進」のグループでは、原子力分野の専門機関からの参加者が、より実践的な研修方法等についてアドバイスし、学生も、より実践的な研修を通し、原子力業界を担える人材となることが重要である、といった課題を見出していました。
その後、2回目の全体会を行い、グループワークで気づいたことや今後の取組・展望などについて発表を行いました。「理科に強い小中学校教員養成」に関する発表では、嶺南地域の三方五湖での地学実験を踏まえ、「理科の教員は理科に強いだけでなく、地域について強くなければいけない」といった意見が出ました。
同大では、このようなフォーラムを通じて、地域社会や報道機関に「地(知)の拠点」の取り組みをアピールし、地域と連携した教育・研究活動の成果を発信するとともに、学生の主体的な学びを促進し、地域志向の人材を育成していくこととしています。