6月25日、白翁会ホールで「薬害被害講演会」が開催されました。鎮静・催眠薬として開発されたサリドマイドによって、手に奇形を持って生まれた増山ゆかりさんが講師として招かれ、自身のこれまでの生い立ちや暮らしぶりについて講演を行い、看護学科学生や教職員らが参加しました。講演の中で、増山さんは、「薬害被害は、被害を受けた本人だけでなく、その家族や周囲の人たちへ大きな影響を及ぼします。そして医療者が見逃すことで被害が拡がります。でも私は、心やさしい医療者の方々に支えられ、楽しく暮らしてきました。みなさんもそういう医療者を目指してください。」と学生らを激励しました。