福井大学にて、11月24日に災害ボランティア研修会が開催されました。
本研修会は、福井大学災害ボランティア活動支援センターが災害ボランティアへの理解を深めることを目的に毎年開催しています。前半は社団法人中越防災安全推進機構・復興デザインセンター長の稲垣文彦氏を招き、「災害ボランティアとは」と題した講演を、後半は同大医学部の教授らによる応急手当の基本と三角巾の使用方法について講習を行いました。学生及び一般市民約70名が参加しました。
前半の講演で稲垣氏は、「災害ボランティアに求められる役割は、行政では手の届かない支援の隙間を埋めること」と述べ、がれきの片付けが進んでも被災者自身の力を引き出すような息の長い支援が必要であると訴えました。後半の講習では、三角巾の折り方の基本から、骨折時の結び方等を教員による実演のもと、参加者が体験しながらその技術を学びました。