福井大学医学部は、平成25年8月29日、ロシア医学アカデミーシベリア支部イルクーツク州立再建・移植外科研究センターとの、医学生の相互訪問、医師の研修の受け入れ、患者治療をはじめとする医療協力、研究資源の相互利用等の包括的な医学協力のため、学術交流協定を締結しました。
本学術交流協定は、同大学医学部の菊田健一郎教授と外傷学・整形外科学・脳脊髄神経外科学ヴァディム・ビヴァルツェフ・同センター教授とに交流があったことから、昨年10月、同大学医学部附属病院で、ロシア・シベリア地方にあるイルクーツク州に住む脳幹腫瘍を患う女児の受け入れや、その後のロシア医学生の研修の受け入れなどの連携活動により、実現に至ったものであります。
調印式には、同大山口明夫医学部長とロシアからヴラディミール・ソロコヴィコフ副センター長、ヴァディム・ビヴァルツェフ教授が出席し、協定書にサインを行いました。
この協定により、双方の資源やネットワークを利用して組織的に連携することで、両国のさらなる医療発展に寄与することが期待できるとしています。