「アジア研究拠点事業 脳科学と疫学の連携によるこころの教育・研究拠点」でベトナムを訪問

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子どものこころの発達研究センター 中井昭夫特命准教授 本学は、独立行政法人日本学術振興会 アジア研究拠点事業で富山大学が中心となり、ベトナムで行っている「脳科学と疫学の連携によるこころの教育・研究拠点」に金沢医科大学とともに協力大学として参加しています。本学からは子どものこころの発達研究センター中井昭夫特命准教授が参画し、ダイオキシンが子どもの発達に与える影響(自閉症スペクトラムや発達性協調運動障害など発達障害との関連)について調査研究、現地で発達障害に関わる医師や支援者の人材育成などを行っています。

12月9日~16日、ダナン市での「ダイオキシン日越共同研究カンファレンス」、「発達障害とその早期発見および療育的介入に関するワークショップ」、ハノイ市での「アジア研究教育拠点事業ジョイントセミナー」等に参加するため、中井准教授がベトナムを訪問しました。ダナン市において調査研究を行うとともに、11日、12日両日、現地の医師・療育士・支援者を対象に発達障害に関する教育講演を行いました。13日には、ハノイ市にあるベトナム科学技術省を訪れ、Mai Ha長官、Lam参事官らと、また、ハノイ医科大学にてVan副学長らとそれぞれ懇談し、情報交換や今後の研究協力などについて確認しました。14日にベトナム軍医大学で行われたジョイントセミナーでは、発達障害について、感覚や協調運動などの身体性と脳機能の発達に伴う社会性や認知などを関連づけていくことは、乳幼児期から重要であることを最新の研究成果を交えて紹介しました。今後、ベトナムの厚生省や資源環境省とも協働し、ダイオキシンが子どもの発達に与える影響のコホート研究、療育・介入方法の開発研究、発達障害の医療・療育・支援に関する教育・研修などを計画しています。

│ 2013年11月16日 │
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