福井大学は12月21日、医学部附属病院において、医療機器の分野に参入を検討している企業を対象にした医療現場見学会を開催しました。文部科学省の平成25年度地域産学官連携科学技術振興事業費補助事業に採択された北陸3県の医療機器の開発に取り組む「地域イノベーション戦略支援プログラム『健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター』」の一環として行ったものです。このプログラムは、老若男女がいきいきと暮らせる「健やかな少子高齢化社会」の実現に向けて、3県の産学金官各機関と地域社会が一体となって医薬品や機器の開発を目指し、予防から診断、治療、さらに治療後の再発予防を含めた循環型の取り組みを進めることを目的としています。福井県は、本学を含め11機関が参画、眼鏡の生産技術を活かしたチタン製の手術用器具の開発などを担当しています。
見学会には県内の眼鏡や繊維関係企業14社から21名が参加し、附属病院の各診療科・部門に設置した機器の仕組みや役割を学び、現場のニーズを聞いていました。