子どものこころの発達研究センターは、今年度より文部科学省の委託を受けて行う「いじめ対策等生徒指導推進事業(通称:子どもみんなプロジェクト)」の一環として、「子どもみんなシンポジウム in福井」を11月28日に開催しました。
「いじめと発達障害」をテーマに、第1部の基調講演では、「発達障害の理解と支援~ことばの重要性~」と題し、筑波大学人間系の宮本 信也教授が発達障害の基本的な知識と自閉症スペクトラムの言語特性について解説しました。また、「変革の時期を迎えた特別支援教育」と題して、本学大学院教育学研究科の松木 健一教授がアクティブ・ラーニングの概念とインクルーシブ教育の現状について話しました。
その後の第2部では、公益社団法人 子どもの発達科学研究所の大須賀 優子主任研究員、一般社団法人 子どもの笑顔の岩堀 美雪代表理事、そして福井県教育庁の山本 智広生徒指導・学校同和教育グループ主任が「いじめを解消していくには」をテーマにパネルディスカッションを行い、子どもたちが安心して生活を送れる学校づくりについて話し合いました。
当日はあいにくの天候でしたが、県内外より130名以上が参加し、質疑応答も活発に行われました。