本学大学院医学系研究科看護学専攻では、災害看護専門看護師教育課程を今年度より開設しました。この教育課程のキックオフ講演会を5月31日に開催しました。
講演会に先立ち、山口明夫医学部長が挨拶し、続いて、この教育課程を担当する看護学科災害看護学領域の酒井明子教授がカリキュラムについて説明。次いでこの課程で学ぶ履修生が活動紹介を行いました。その後、災害看護学や国内外の災害看護学会の創始者であり、フローレンス・ナイチンゲール紀章受章者である高知県立大学の南裕子学長が「災害看護分野専門看護師の未来」と題して講演しました。講演の中で南学長は、南海トラフ巨大地震の発生などを念頭に、災害と看護を取り巻く現状から今後必要とされる災害看護の研究や課題解消に向けた活動について話し、「看護制度をリードするのは看護職自身であり、専門看護師のリーダーシップに期待する」と今後の活躍に期待を込めました。