サイエンス・パートナーシップ・プログラム
平成17年4月に設置された生命科学複合研究教育センターでは、福井県高等学校生物研究会と共同で、福井県下の高校生と生物担当の先生を対象とした「生命科学クラブ」を設立し、毎年教育交流会を開催しています。今年度の第1回目は5月31日に開催され、生命科学クラブに所属する高校生と教員合わせて47名が参加しました。
「体の軸となる脊椎と脊髄-背中の大切な構造をヒトと動物で理解する-」をテーマに、医学部人体解剖学・神経科学領域 飯野 哲教授が講師を務め、講義と実習を行いました。午前中は、ヒトの脊椎と脊髄の構造を学んだ後、神経細胞を顕微鏡で観察しました。午後からは、実際にラットを解剖し、その構造やヒトとラットの違いを観察、確認しました。
参加者からは、「高校ではできない体験ができて良かった」「ヒトの骨や脊椎・脊髄を実際に見ることができ、さらに興味が湧いた」などの声があがっていました。
この教育交流会は12月にも開催予定です。