8月20日総務省の上川陽子副大臣が医学部附属病院を訪れ、来月オープンする新病棟に導入予定の次世代ナースコールシステム等を視察されました。次世代ナースコールシステムは、患者さんからのナースコールが看護師の持つスマートフォンにつながり、名前や基本的な病状、会話の可否や感染症の有無などが表示されるシステムです。適切な対応が迅速に行えるほか、看護師の移動距離が少なくなり、労働量の軽減にもつながると期待されています。また、医療センサーを院内約930カ所に設置予定であり、いわば、インターフォンに過ぎなかったナースコールが、患者情報を総合的に把握できる装備となります。医療情報部の 山下芳範副部長は「将来的には介護や在宅医療、地域連携などにも応用を検討していきたい」と説明。上川総務副大臣は「ナースコールを入り口に最先端の医療システムを目指す姿勢がうかがえる。ビジョンがしっかりしており、非常に期待できる」と高い評価を寄せられました。
医学部附属病院は9月16日に新病棟がオープンし、新システムを導入します。医療スタッフ約1500人に専用スマートフォンを配布する予定です。