福井大学国際センターでは、外国人留学生を対象に、県内の伝統産業、伝統工芸にふれる機会として『福井の伝統産業体験学習(全5回)』を実施しています。
第1回は、「越前箪笥づくりの技術を学びながらペンスタンドを作ろう」と題し、1月22日(金)福井大学文京キャンパスにおいて開催され、7か国10名の留学生が参加しました。越前箪笥(たんす)職人の小柳範和氏を講師にお招きし、越前箪笥の歴史や技術について説明を受けた後、越前箪笥の技術を生かしたペンスタンドを制作しました。思い思いのデザインを楽しみ、個性豊かなペンスタンドの出来栄えに、参加者一同満足の様子でした。最後に、実際に越前箪笥に触れる機会をいただき、特に「からくり箪笥」には皆興味津々でした。
第2回は、2月12日(金)福井大学文京キャンパスにおいて、越前うるしの里会館から蒔絵師の助田幹夫氏を講師にお招きし、伝統的な絵付け体験を行いました。5か国10名の参加留学生は、事前に作った下書きに合わせて、お椀や手鏡といった素材に、カシューの塗料で絵付けをしました。細い絵筆に悪戦苦闘しながら、息をするのも忘れるほど集中して取り組みました。3月に帰国予定の参加留学生は、福井での思い出にと、越前水仙や恐竜の絵を写真立ての素材に絵付けし、感慨深げな様子でした。
今後3月中に、福井県陶芸館、タケフナイフビレッジ、越前和紙の里 パピルス館への訪問を予定しています。伝統産業体験学習を通じて、留学生の福井の伝統文化、伝統産業に対する理解を深め、福井への愛着を持ってもらえればと思います。
(今後のスケジュール)
第3回 福井の伝統産業体験学習
絵付け体験(日帰りバス旅行)
日時 :令和3年3月4日(木)
訪問先 :福井県陶芸館(〒916-0273 福井県丹生郡越前町小曽原120−61)
※申込受付終了
第4回 福井の伝統産業体験学習
和紙作り体験(日帰りバス旅行)
日時 :令和3年3月10日(水)
訪問先 :パピルス館(越前和紙の里)(〒915-0232 福井県越前市新在家町8−44)
※申込受付終了
第5回 福井の伝統産業体験学習
キーホルダー制作体験(日帰りバス旅行)
日時 :令和3年3月18日(木)
訪問先 :タケフナイフビレッジ(〒915-0031 福井県越前市余川町22−91)
※以下URLより、申込受付中(申込締切:3月5日)
https://forms.gle/FjFQUMZpAvbBPsur5