1970年に福井大学第1号留学生Lim Kim Teck氏が工学部繊維染料学科に入学して以来、世界各地から多数の留学生が福井大学で学んでいます。卒業後は、帰国する方が大半ですが、日本国内に就職した卒業生も今ではかなりの数になっています。
2001年のネットワーク誌「こころねっと」創刊に当たり、帰国留学生全員の住所ラベルを作成し、冊子を送付しました。そして、その際「福井大学留学生同窓会登録用紙」を同封したところ、多数の返信がありました。そこが設立の出発点になっています。
文部科学省より特別配分予算をいただき,2003年11月30日に「第1回福井大学留学生同窓会大会」を開催しました。招聘した帰国留学生13名、及び在学留学生計91名が参加し、同窓会設立宣言を採択した後、劉丁会長以下事務局を選任し、「福井大学留学生同窓会」が正式に発足しました。
【設立宣言文】
文本日2003年11月30日、第1回福井大学留学生同窓会大会に参加した、福井大学卒業留学生及び在学留学生有志は、国際交流の推進、卒業留学生及び在学留学生の相互支援、地域社会との交流、世界平和への貢献を目指し、ここに福井大学留学生同窓会の設立を高々に宣言する。
We, present and former overseas students of University of Fukui, at the 1st Convention of University of Fukui Alumni Society, today on November 30, 2003, declare proudly that we have established University of Fukui Alumni Society, with such purposes as promotion of international exchange, mutual support among present and former overseas students, development of exchange programs between overseas students and local communities, and contribution to the world peace.
署名
signatures
短期間だけでも福井大学に留学生として在籍した学生は、自動的に同窓会会員資格を得て滞在地域の同窓会支部の活動に参加することができます。支部活動への参加、不参加は、あくまでも本人の自由意思によるものであり、強制されるものではありません。留学期間終了(帰国)時に大学に提供された連絡先宛に大学関係情報や支部活動関係情報が配信され、「こころねっと」が送付されます。引越などで連絡先が変わった時には大学にもお知らせ下さい。
2004年12月マレーシアのクアラルンプールで「福井大学留学同窓会マレーシア支部設立大会」が開催され、支部設立宣言の採択と事務局選出が行なわれました。その後、同年にはタイ支部、インドネシア支部が、2005年には韓国支部、西安支部、上海支部、2006年には杭州支部(後に浙江支部に改名)、台湾支部、2007年には北京支部、ハンブルク支部、2008年には日本支部、2009年にはバングラデシュ支部、2011年にはミャンマー支部が設立されて13支部体制となりました。そして、2013年にはこれら13支部の代表に加え、ブラジル、メキシコの代表が本学に集結し、福井大学留学生同窓会世界大会が開催されました。2016年にはメキシコ支部とフィリピン支部が開設されて15支部体制となり、海外支部交流会も開催されました。今後も支部を増やし、ネットワークをさらに拡大していく予定です。