本学の学術交流協定、もしくは個別の協議により実施合意を得た海外の教育機関等との間で、1週間~3ヶ月程度の本学学生の派遣や海外大学等の学生の本学での受入れを行っています。一定期間、連携先の大学に滞在し、言語・文化や専門分野に関する講義、フィールドトリップや実践活動、現地学生との交流等に参加することを通して、短期間でも帰国後の学習意欲の向上や将来的な中・長期留学への参加の動機づけに繋がるよう取り組んでいます。
また、本学と学術交流協定を締結している海外の教育機関等のうち、学生の交流に関する覚書を交わしている機関との間で相互に学生派遣・受入れを行っています。各機関との覚書に基づき、半年~1年間、規定の人数内で相互に授業料不徴収による学生の交換を行う「交換留学制度」の利用により、高額な授業料や複雑な手続きなく、本学学生の海外大学への留学や外国人留学生の本学での受入れができる体制を整えています。
世界中の優れた教育機関等と連携し、オンラインも活用した多様なプログラムの提供とさらなる学生交流の充実を進めています。
福井大学は、海外の教育機関等との個別の学術交流協定のみでなく、共通の目標や課題のもと、複数の機関によって形成されるコンソーシアム型の学術交流ネットワークにも参加し、多様かつ特色のある学生交流を展開しています。
アジア太平洋地域における高等教育機関間の学生・教職員の交流促進を目的としたUMAP(University Mobility in Asia and the Pacific:アジア太平洋大学交流機構)に加盟しています。UMAP加盟大学の学生は、専用のオンラインシステムであるUSCO(UMAP Student Connection Online)を活用し、1学期~1年間、授業料免除で母国以外の加盟大学に留学をすることができます。
本学と学術交流協定を締結している海外の教育・研究機関等を中心に、表敬訪問や教育・研究交流、共同研究、情報交換等を行っています。
特に、相互の訪問を通して、交流を進める中心的役割を担う教職員同士が直接顔を合わせることの意味は大きく、双方のニーズに合った国際交流を展開・発展させるとともに、新たな交流分野の開拓にも繋がっています。