学生寮に入居できる学生の数は限られているため、多くの留学生は民間の賃貸住宅を借りて住んでいます。ここでは、民間の賃貸住宅への入居方法等を紹介します。
不動産業者に行き、家賃や部屋の間取り、立地条件などの希望を伝えて、それに合う物件を紹介してもらいます。それから、実際にその物件を見に行き、気に入れば契約します。希望があれば事前に国際課から不動産業者の情報をお送りします。契約時には、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・共益費・火災保険金などを支払うために、 30万円程度必要となります。
日本では民間の賃貸住宅等の契約をする際、連帯保証人が必要になります。連帯保証人とは、家賃や退去時のリフォーム代※1などを入居者が支払えない状況のときに、代わりに家主に支払いを行う人のことです※2。 連帯保証人が見つからず保証会社も利用できない場合は、福井大学外国人留学生支援会長が連帯保証人になることが可能です。ただし、「留学生住宅総合補償」という保険に加入することが条件となります。「留学生住宅総合補償」は、火事や水漏れ、爆発により家主に与えた損害の賠償金や、連帯保証人が入居者の代わりに支払った金額を補償するものです。各国語版のパンフレットがありますので、必要な方は国際課に相談してください。
※1タバコのにおいや黄ばみ、また日常の換気などを怠ってカビや虫を発生させた場合は、すべての家財や壁紙を取り替えることになり、多額な
リフォーム代を請求される場合があります。
※2入居者は連帯保証人に対してその金額を返済しなければなりません。
入居するときは、汚れているところや壊れているところがないかチェックしましょう。もし見つけたら、家主に伝えて、写真を撮っておきましょう。退去時にそれらの賠償を求められた時、自分に責任がないことを証明できます。
賃貸住宅内でタバコを吸ってはいけません。換気や衛生に気を配り、清潔で健康的な生活習慣を心がけてください。また騒音、違法駐車、ゴミ捨てなどの問題から、近所の人とトラブルになることがあります。退去を求められるケースもありますので、近所迷惑にならないようルールをしっかり守りましょう。
退去するときは、契約書で決められた時期までに家主に連絡しなければいけません。家主が次の入居者の募集を行うためです。もし遅れた場合、自分が退去した後の家賃を請求されることもありますので、契約書をよくチェックしておきましょう。退去する時は、ゴミを全て捨てて、部屋をきれいに掃除してから退去します。