福井大学は、1月20日、職員、学生を対象に、環境ISOトップセミナーを開催しました。同セミナーは、環境ISOの取り組みの一環として環境問題、環境政策、環境会計及び環境ISO取得効果などに関し、より一層の理解を深めてもらう目的で年一回開催されています。今年度は同大名誉教授服部勇氏、福井県環境政策課環境管理審査室長青山義幸氏を招き、環境問題に関するテーマで講演が行われました。
福田優同大学長による開会挨拶の後、服部名誉教授から「ISO14001認証取得と環境マネジメント」と題して、ISO14001認証取得前の大学の状況、環境問題やISO14001に対する認識調査、認証取得の意義やこれまでの経緯、また環境活動についての提言や地域との連携など今後の大学における取り組みの方向性について説明がありました。
次に、青山室長から、「県の環境マネジメントと環境政策」というテーマで、これまで福井県が環境問題に取り組んできた経緯、ISO14001認証取得から県独自の環境マネジメントシステムへの移行、自らの組織に適した効果的効率的システムを構築することの重要性について講演がありました。
各講演後には質疑応答があり、会場から環境マネジメントシステムの現状や今後の継続方法への質問等が相次ぎ、環境問題に対する関心の高さがうかがえました。