大学で行われている最先端の研究について、中学生、高校生の皆さんに、直に見て、聞き、ふれてもらうことで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラム『ひらめき☆ときめきサイエンス「作って学ぶ不思議な分子の世界」』を、中学・高校生36名参加のもと、8月7日に開催しました。本プログラムは、日本学術振興会の支援で開催され、科学研究費助成事業(大学の先生など、研究者の自由な発想による研究をサポートする研究費)による研究成果の社会還元も実施の目的としています。
開催に先立ち、寺岡英男理事から「理科離れが象徴するように、実験などの学ぶ機会が減ってきている。今日は大学教員や大学生と一緒に多くのことを体験し、中学や高校での学びにつなげてほしい」と挨拶しました。
プログラムでは、教育地域科学部 淺原 雅浩(あさはら まさひろ) 准教授が主講師を務め、分子の世界を化学実験や分子模型を作成して楽しく学びました。化学実験では、分子の合成実験を行い、合成しようとする分子同士が安定した状態になろうとするときに、過剰なエネルギーを光として逃がす「化学発光(光を発光する現象)」を確認し、目で見る化学の楽しさを学びました。
一日の最後には、本日の学習を修了したことを証し「未来博士(分子学)号」の授与式が行われプログラムを修了しました。