福井大学保健管理センターでは、大学教職員やティーチング・アシスタント(TA)が個々の学生に合わせ、親身に相談にあたれるよう相談力向上を目指す「相談力量アップ研修会」を毎年2回開催しています。今年度第1回となる6月14日の研修会には、職員、TA合わせて9名が参加しました。
前半は、講師を務めた保健管理センター 細田憲一准教授から、「聴く」ための手法について説明があり、後半は、参加者がグループに分かれ、実際に「聴く」演習を行いました。はじめに、コミュニケーションの土台となる雰囲気作りのための簡単なワークを行い、自己紹介を行いました。場が和やかになった後、「聴く人」「話す人」「それを見る人」に分かれ、「見る人」が「聴く人」の特徴や癖をとらえ、指摘するワークを行いました。実際に話をしながら「聴く人」は、自分自身の話し方の特徴や癖を知り、「見る人」は、それを参考に今後の力量アップを目指します。大学では、このような研修を通して、学生からの相談を受けることの多い教職員の「聴く」力を高め、日ごろの業務に活かしていくこととしています。