福井大学は、9月9日、文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」の活動の一環としてシンポジウムを開催しました。
初めに、福井大学卒業留学生で、現在は企業の国際業務などを担うコンサルティング会社代表のドイツ出身のイリス・ヴィーツォレックさん(東京在住)が、「欧州(ドイツ)からみた日本のグローバル化の課題」のテーマで基調講演し、日本が高等教育改革等において遅れをとっていることや、若者の「内向志向」の原因等について指摘しました。
続いて、本学の事業の特徴の一つでもある「地元産業界との連携」、「アクティブな留学生同窓会との連携」に基づく講演があり、世界に事業展開している地元企業人と留学生同窓会上海支部事務局長が報告を行いました。また、福井大学が目指す「Global Imagineerの育成」について、本学大学院工学研究科飛田英孝教授が講演しました。
講演後は演者をパネリストに、聴講者らと活発な意見交換を行い、今後福井大学が進めていくグローバル人材育成推進事業の方向性を探りました。同事業の実施責任者である小野田信春工学研究科長は、福井県から直接世界へと活躍できる人材育成につなげていくことを宣言し閉会となりました。