「2013年度全国VBLフォーラム」を開催しました

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大学の研究成果を利用し、新たな産業やイノベーションの創出を目指す、大学の「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)」と、産学連携を支援する組織が話し合い、情報交換の場を提供する「第10回全国VBLフォーラム」が9月27、28日に福井大学で開かれました。

今回のテーマは「VBLの意義と今後のあり方」。全国23大学から担当者が集まり、昨年からの継続課題である教育・活動と組織の検討を重点に、報告や分科会が行われました。

基調講演では、日本クラウド証券株式会社の出縄良人取締役会長が、ネットを利用した資金調達の仕組みとして注目される「クラウド・ファンディング」について、大学発ベンチャーや地域企業にとっての活用法などを提案。文部科学省の中澤恵太・産業連携・地域支援課長補佐からは、大学発新産業創出拠点プロジェクトや事業化思考を持った人材育成プログラムなどの大学発ベンチャー創出に向けた支援策を中心にした講演が行われました。

分科会では、「VBLの教育」「組織のあり方」の2テーマに分かれ、各大学の担当者が意見交換、終了後に意見を集約しました。特に、大学に求められる社会貢献やそのための大学教育のあり方に対しVBLがいかに貢献していけるかについて、活発な議論が交わされました。こうした議論を受けて、全体会では、一つの大学内にとどまらない幅広い問題意識の共有を行い、ヒヤリングやワーキンググループの設置など大学と文部科学省の連携を行っていくことが提案されました。

2013年度全国VBLフォーラムの様子

2013年度全国VBLフォーラムの様子

│ 2013年9月30日 │
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