一般の方を対象とした、「オープンキャンパスin敦賀」を10月5日に敦賀キャンパスにて開催しました。敦賀キャンパスは、平成24年3月、本学附属国際原子力工学研究所の敦賀市移転と同時に開設しました。今回は、同キャンパスの認知度を高め、地域に開かれた研究所を目指し地域の方々に研究所を公開しました。
オープンキャンパスでは、学生による教育研究活動の紹介や、実験室などの施設を回る見学ツアーを実施しました。学生は、原子力発電、免震・制震の仕組み、除染や廃炉方法、原子力防災訓練参加記録など幅広い研究・活動内容を、自ら製作した模型やパネルを用いて丁寧に説明し、参加者からは「期待以上に多彩な内容で、とても勉強になった」と好評でした。
同時開催の「原子力安全・防災セミナー」は、福井県安全環境部危機対策・防災課参事の谷口竜哉氏を講師に迎え、「福井県地域防災計画(原子力災害対策編)について」と題した講演を行いました。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ今年7月に改定された同計画の改訂の経緯や変更点などの説明があり、聴講者は熱心に耳を傾けていました。
同研究所は、これからもこのような機会を通じて地域の声をできるだけ反映した教育研究及び地域貢献活動を進めていきたいとしています。