福井大学は、2月12日に「技術経営カリキュラム」の修了認定式を行いました。
「技術経営カリキュラム」は、アントレプレナーシップ(起業家精神)を備え、ビジネス感覚や実践的スキルを有する視野の広い人材の育成を目的とし、大学院工学研究科博士前期課程を対象に平成18年度より実施しています。知的財産、マーケティング、マネジメントなど学外の企業経営者を講師として招いた講義と、ビジネスプラン作成や試作・試販売などの実習で構成され、今回は修了生2名に「技術カリキュラム修了認定証」を授与しました。
式では、小野田 信春工学研究科長が「研究との時間の調整など大変だったろうが、この経験を生かし社会では様々な業務に挑戦して下さい」と修了生を激励。修了生からは、期待に応えて、社会で活躍する強い決意が述べられました。
授与式終了後、修了生2名と小野田工学研究科長、産学官連携本部の教員らとの懇談の場が設けられ、意見交換が行われました。修了生からは「ハードウエアに合わせたソフトの補正など、試作実習の中で実際の仕事をイメージできた、勉強になった」「学部生の頃から経営を意識すれば、講義や実験がどのように技術に繋がるかイメージしやすくなる。興味を持ちやすくなると思う」といった意見が出されていました。