福井大学医学部附属病院看護部では、平成２１年度に同院看護部独自の看護ケアシステム「パートナーシップ・ナーシング・システム（PNS）」を開発し、平成２３年度より全病棟に導入しました。PNSは、看護師が２人一組で看護を行うシステム。一緒に病室を回るため若手は経験豊富な先輩から多くを学び、コミュニケーションも豊富になり、パートナーの視線を意識して基本に立ち返ることができます。PNSの導入によりナースコールが激減、超過勤務の低減、退職者の減少の成果を挙げています。

３月２１日に同院臨床教育研修センターで「第１回PNS研究会」を開催。この研究会には６６の演題がよせられ、内外から参加者３５０名余りが参加しまし。橘幸子研究会会長・看護部長の講演「PNSの価値」に続き、同院師長による取り組みの紹介やポスター発表等、活発に研究発表や成果報告が行われました。今後はPNSを実践する全国の病院と情報交換し、更なる発展を目指していくこととしています。第２回は平成２７年３月２１日に開催予定。