本学工学部では文部科学省が推進するグローバル人材育成推進事業の一環で、実践的英語教育を推進しています。英語習熟度の高い工学部2年生のクラスでは、橋梁の設計の授業を英語で行ったほか、海外市場を想定した眼鏡の設計を提案するなど、実際の現場に近い体験型の授業を実施しています。専門授業ではなく、共通教育の「英語」科目でこのような授業を行うことは、全国でも例のない取組です。
今回は材料開発工学科、生物応用工学科の2年生24名に、生物応用化学専攻 沖 昌也准教授がDNAの組換え体作製の基礎実験を指導しました。学生は、それぞれに異なる制限酵素を用いたDNAの切断を観察した結果をまとめ、遺伝子組換え技術における問題点などを考察しました。
1月26日にアカデミーホールで開催した発表会では、4人6チームに分かれ、国際学会での発表を想定しながら、プレゼンテーションを行いました。各チームとも、導入、本題、まとめの順で発表内容を構成し、わかりやすく説明することを心がけていました。学生からは「いつもの実験は日本語なので簡単だが、自分の専門でも英語になると集中力がいるし、難しかった。もっと英語を勉強しないといけないと感じた」と話し、次の目標を見つけていました。