12月16日、附属国際原子力工学研究所と工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻が共同で「平成25年度原子力セミナー~研究成果報告会~」を開催しました。研究所及び専攻では、内外に向けて研究成果、活動状況を毎年報告しています。
はじめに研究所の安濃田良成所長と専攻の金邉 忠専攻長がそれぞれの活動状況を報告しました。報告の中で、安濃田所長は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、廃炉にかかる基盤研究、災害対策、放射性廃棄物を減らすための研究に重点を置き、地域への知識普及や国際的人材育成にも力を注いでいきたいと話しました。金邉専攻長は、10年を迎えた原子力・エネルギー工学専攻のこれまでの変遷と今後の教育体制について説明しました。続いて、今年度文部科学省「地(知)の拠点推進事業」で行う原子力防災の推進について、さらに原子力発電所の社会的影響に関する情報ニーズなど、5件の研究成果が報告されました。休憩時間には、学生による原子力についてのパネル展示および説明が行われ、多くの参加者で賑わいました。