大学院へ行こっさ!

大学院進学かそれとも就職か。大学卒業後の進路選択は大きな分かれ道です。
福井大学にはいくつかの大学院があり、多くの学生が大学院に進学しています。
福井大学の進学率は全国平均よりかなり高いって知ってました?
学生たちはなぜ大学院進学を選ぶのか。大学院のアレコレに迫ります!
院生へのインタビューもあるよ。

※学年・所属は取材時のものです。

大学院にまつわるデータアレコレ

DATA01|大学院への進学率は?

ここがPOINT|福井大学は、全国平均の約3倍の進学率!全国平均が思ったより少ないことにも驚き

全国平均|11.9%、福井大学|34.9%

出典:中央大学大学院による大学院を目指す方のためのWebメディア「FOCUS」が文部科学省令和5年度学校基本調査をもとに算出(令和5年度全国平均)、福井大学基礎資料2024(令和5年度福井大学)

DATA02|大学院へ行くメリットは?

ここがPOINT|その道を極めるため進学を選んでいるようですね

高度な専門性が求められる職につける|高い専門性が身につく|大学教員や他の大学院生とのつながりが生まれる|就職後のキャリアアップで有利に働くことがある|自分がしたい研究を続けられる

出典:FOCUS

DATA03|学部卒と大学院卒の生涯年収の差は?

ここがPOINT|学部卒と大学院卒では、生涯年収の差は約5,000万円。家一軒分ですね

学部卒|2億8,587万2,101円、大学院卒|3億3,621万2,645円

出典:FOCUS

福井大学の大学院生インタビュー

院生の生活まるわかり!
理系と文系それぞれの大学院生2 人に聞きました!


犬飼 新菜さん

  • 大学院工学研究科博士前期課程
    産業創成工学専攻
    繊維先端工学コース1年
  • 愛知県立五条高等学校 出身

犬飼さんのある1日のスケジュール

短期留学のマレーシアで

大学院での実験風景

1週間の時間割【前期授業】

1限 授業 研究 研究 研究 研究
2限 研究 授業 授業
3限 研究 研究室
研究成果
経過
打ち合わせ
4限
5限

渡辺 昇希さん

  • 大学院連合教職開発研究科
    教職開発専攻
    授業研究・教職専門性開発コース2年
  • 開明高等学校 出身

渡辺さんのある1日のスケジュール

趣味はレース観戦(D1グランプリ)

院生室の様子

1週間の時間割【前期授業】

1限 授業・研究、論文執筆、教育実習 授業・研究 教育実習 授業・研究、論文執筆、教育実習 授業・研究
2限
3限 授業 授業
4限
5限 授業・研究

ここがPOINT授業のコマ数はやはり少ないですね。
大学院生というと研究や実習で夜遅くまで大学に残っているイメージでしたが、学部生とあまり変わりませんね

教えて!大学院生Q&A

大学院進学の決め手、きっかけは?

Inukai|高校生の頃から研究職に就きたいと考えていて、大学院に進学した方が就職にも有利だと思った。また、研究室への配属が学部3年後期と遅いので、もっと研究したかったから。

Watanabe|元々理科を専門的に学ぶために工学部に入学し、就職も悩んだが、高校時代から学校の先生になりたかったので、もっと教育について勉強したほうがいいと思い大学院に進んだ。

大学院の入学方法や、入学が決まった時期は?

Inukai|推薦合格で入学が決定。4年生の6月くらい。

Watanabe|大学院に入学するための筆記試験を受けた。1月くらい。

ここがPOINT|大学院進学の決定はもっと早い時期かと思っていたけど、意外に遅いですね

学部生との違いは?

Inukai|学部では空きコマがあるときなどは時間が空くけど、大学院はずっと空きコマの時間帯も研究しているので朝から1日ずっと大学にいる。授業数自体は少ないので、研究する時間が多い。

Watanabe|日々の授業や教育実習の中で何を学ぶかはすべて自分で決めて行うことだと思う。

研究で多忙な時期はいつ?

Inukai|研究室で3か月に1回報告会があるので、その時期の前。発表資料、データ集めをする必要があるので、その時期は忙しい。

Watanabe|平日は基本忙しい。でも休日はちゃんと休んでいる。

Ending

私の周りの大学院生には、高校の頃から院進を希望していた人がいて驚きました。早くから目標を持てば、普段の勉強や研究に対するモチベーションが上がりますよね。私は大学3年の頃に院進を決めましたが、もっと早く決めておけば良かったと後悔しています(泣)。
院進するかどうかを悩んでいる人は、周りの友人に相談して、研究や就職に関する思いをリサーチしてみては?私は友人の体験を参考にして決めました。新しい発見が生まれ、今とは違う楽しい大学生活が待っているかもしれません。(By大学院生の学生広報スタッフA)