第10回

DATE: 2021/12

 こんにちは!今回は老舗の「のれん」の話です。商売人は「のれん」の信用を大切に守っています。いわゆるブランドの保護ですね。老舗の商品(ブランド品)はその価値により流通時にも価値が出ます。もしブランド品の偽物が流通すると、本物の価値が崩れ社会が混乱し消費者が不利益をこうむります。これを防ぐために商標登録制度があります。登録された商標(マーク)がついているので正真正銘のブランド品だ、と安心。当然、勝手にそのマークの使用は禁止です。最近はマークだけでなく有名な商品を連想させるCMで流れる音や色、動きなども商標になっています。特許は技術の公開・発展の使命により期限ありですが、信用価値を対象とした登録商標は更新手続きをすれば期限は無しです。商標をうまく使うことで「のれん」を守りその伝統を継承できるのです。