第12回「ふくい知財フォーラム」 セミナーを開催Topics

　本学産学官連携本部では、平成22年度から、県内大学や研究機関が連携し、地域知財を通した知と技の融合・連携づくりを目的とした組織「ふくい知財フォーラム」の活動に取り組んでおり、セミナーは今年12回目を迎えました。11月25日に開催したセミナーには約80名がWeb参加しました。
　今回はSDGsをはじめ、エネルギーや資源の循環利用に取り組む企業等の方々にご講演いただき、企業の経営目線から環境への取り組みを考えるきっかけにしていただけるように企画しました。テーマは「近未来のカーボンニュートラルビジネス～サステナブルな社会を目指して」。講演では、水素エネルギーや食品廃棄物からのメタンガスを活用した世界初の“水素ホテル”として知られる「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」がCO2の100％削減を達成した実例を紹介、そのほか再生可能エネルギーやプラスチックに関する諸課題やリサイクルの現状などが紹介されました。
　平成22年度より県内関係機関の皆様方と知財人材の交流・技術移転の場作りに取り組んできた「ふくい知財フォーラム」は今年度で解消されますが、次年度以降は既存の福井大学産学官連携活動として、知財リテラシーや技術移転に関する取組みなどを続け、地域に貢献していきます。