絵画のように美しい書を

  • 医学部 看護学科3年 池上 里萌さん

受賞した書「赤壁図に題す〈土井晩翠〉」

5月に行われた「第34回市美展ふくい」の書道部門で、応募101点の中から最高賞に当たる市長賞を受賞しました。作品のタイトルは「土井晩翠の詩」。名曲「荒城の月」の作詞者で知られる土井晩翠の詩「赤壁図に題す」の一節を書にしたためました。
この詩を選んだ理由を尋ねると、「毛筆でこの詩を描けば美しい絵画のように表現ができると直感が働いたから」と話す池上さん。想像どおり美しい出来栄えになったと振り返りました。
子どものころから負けず嫌いで、書道教室の先生の朱筆が無くなるまで、何度も、何度でも書き直したそうです。この粘りと集中力が、今回の受賞に繋がったのではないでしょうか。看護の世界を目指す上で欠かせない粘りと集中力を身につけています。