前号では、夏号のテーマを読者に決めてもらう「他力本願宣言」とお知らせしましたが新しく開設した学生広報スタッフ公式Twitterに、「遅刻」についての質問がありました。
そこで学生広報スタッフでどうすれば「遅刻」をなくすことができるかを考察しました。
学業以外にもサークルやバイトなどやることが沢山ある大学生活。みなさん、授業には遅刻せずに「間に合いたい」という気持ちがありますよねっ!?
そ・こ・で! 福井大学生が時間に余裕をもって行動できるよう、学生広報スタッフが考えて取材活動を行いました。
余裕をもちたい、せめて1 秒でも早く「時間に間に合いたい」福井大学生のために様々なアイデアをお届けします。
医学部 医学科3年
Yさん
1年次前期の大切な試験前日、夜遅くまで勉強したので、試験当日に寝坊してしまいました。試験は散々な結果で実力を発揮できませんでした。それから試験前日は早めに寝たり、今では朝に友達とお互いに電話で起きているかを確認するようにしています。
工学部 物質・生命化学科3年
Sさん
私は1年次の頃、単位のかかっている期末テストを寝坊。高校までは、寝坊なんてほとんどありませんでしたが、大学生になって生活リズムが乱れ、寝坊することが増えました。このままでは大学生活が崩壊すると思い、絶対起きるグッズが必要と探していた時に電気ショックの目覚まし時計を見つけました。このおかげで今は毎日起きられています。過酷なスケジュールで全然寝れない日もこれのおかげで乗り越えています。
基本的なことですが、まずは普段から生活リズムを整えておくことが大切です。日によって就寝・起床の時間にバラつきがあると、いざという時に起きられません。規則正しい睡眠は重要です。
就寝前や夜間にスマートフォンやタブレットなどのブルーライトを浴びると、眼の網膜に存在する物質(メラノプシン)が青色の光に反応し、体内時計を後退させるためすぐに寝つくことができません。
一方、起床時に浴びる光によって、体内時計をリセットすることができます。太陽光は青色の光を含んでおり、十分な明るさ(2500ルクス以上)があるため、朝に太陽光を浴びることは目覚めを良くすることにつながります。
また、毎日同じ時間に朝食を摂ったり、軽い運動などで頭を活発にすることでもリセットできます。規則正しい生活で、大学生活を楽しんでください。
ついつい就寝前に見てしまうスマホ。私ひでかが、安倍先生のアドバイスを実践してみました。就寝前にブルーライトを見ない様にし、毎日同じ時間の起床・就寝を意識してみました。結果はこちら
1st day 6/2 Wed. | 22:30 スマホから離れて読書 23:30 消灯 24:00 就寝 |
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3rd day 6/4 Fri. | 7:50 起床(比較的すっきりと起きられた) 8:30 朝食 9:00 ジム(いつも寝ている時間に身体を動かすのは気持ち良い!) 13:00 少し眠たいけど昼寝は我慢 22:00 スマホを見ない 23:00 就寝 |
5th day 6/6 Sun. | 7:30 起床(アラームが鳴る前に起きられた!) 8:30 朝食 23:00 スマホを離す(自然に眠気がきたので就寝) |
ひでかの感想
5日目は体内時計だけで睡眠、起床が出来て驚きました!早く起きられた分、ジムに行ったり午後の用事の準備をしたりなど、余裕ができて生活の質が上がりまくりです!!これからも継続します!
大学の門までが通学ではありません。授業開始までに講義室の席に着くまでを通学時間として見込まなければなりません。そこで私たち学生広報スタッフが大雨の中、文京キャンパスの各門から講義が行われる建物までの所要時間を、ウォーキングメーターを使い私たちの足で測りました。通学時間の参考にしてください。これで間に合わないあなたとはさようならしましょう!
(協力 工学部 建築・都市環境工学科 川本 義海教授)
なお、松岡キャンパスは、講義を受ける教室が一カ所に集まっていますので今回は掲載を見送りました。ごめんなさい。
時間に厳格な国民性が世界でも認められている日本人ですが、海外の時間感覚はどれくらい日本人と違うのでしょうか?福井大の留学生2人に聞いてみました!
台湾
チャン・クェン・チーさん
学生広報スタッフ新メンバー
台湾からの留学生2020年来日
大学院工学研究科 産業創成工学専攻 博士前期課程2年
友達との待ち合わせは、時間通りに行きますが、4割程の友人は5〜10分遅刻することも。しかし、謝る必要はないです。さすがに20分以上遅れると自然に謝ります。また、レストランや病院など、予約をしている場合は時間通りに着くようにしています。会社の遅刻は少しでも厳禁。
イタリア
ピエルルイージ・マランドラさん
2019-20年度
国際地域学部の交換留学生
友人との待ち合わせは、私自身も友人も5分〜10分後ぐらいに着くようにしています。
楽しい雰囲気を壊さないために、たとえ1時間の遅刻でも謝りません。電車やバスも遅れたり、早く出発することがよくあるので、わざわざ怒ったりしません。しかし、会社の遅刻はタブーです。
台湾もイタリアも、シチュエーション別で遅刻の重要度が異なっており、自分が損をするような用事には遅刻しない傾向があるようです。また、相手との親しさによって遅刻の度合いも変わる傾向も。日本人はどんな用事でも時間に正確ですが、予定によって時間に対するオンオフをつけるのは海外ならではの感覚かもしれませんね。(それとも日本人が厳格すぎるのでしょうか)
編集後記
普段の活動は取材や編集が主ですが、今回の号では、学生広報スタッフがキャンパスを何往復もして測量したり、早起きチャレンジしたり、体を張りました。このページを参考に、後期からも時間に余裕のある大学生活を送っていただけたら嬉しいです。
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