第9回

DATE: 2021/8

こんにちは!前回は知財の歴史でしたが、今回は特許の話です。特許になるとその発明を自分のものとして排他的に活用できます。どのように特許にするのでしょうか?まず、発明を完成させたら特許庁へ特許出願、審査請求をして特許に値するかの審査を受けます。審査の観点は、未公開・未発表のものか(新規性)? 工夫や創造がユニークであるか(進歩性)? 厳しい審査を経て特許査定を受け登録手続きをすることで晴れて特許になります。この出願、審査、登録には費用が掛かります。そこで、費用を取り返すために、その特許を活用することを考えます。これは企業が開発や設備に費用を投資し、その製品を製造販売して利益を出すことで費用を回収するのと同じサイクル。よって企業は、技術を特許化することを必須と考えてます。実は大学も研究成果をそのサイクルに食い込ませようと頑張っています。それではまた。