DATE: 2021/5
商用化へ マルチミッション超小型衛星「OPTIMAL-1」のフライトモデルNews
株式会社アークエッジ・スペースと福井大学は、2020年12月から、マルチミッション超小型衛星「OPTIMAL-1」の開発を開始しました。OPTIMAL-1は重量が約3kg(10cm x 10cm x 34cm)の3U-CubeSatです。地球観測カメラ・小電力通信装置等の多用なミッション機器を搭載します。産学官連携本部の青柳 賢英特命准教授は、OPTIMAL-1のシステム設計を東京大学と共同で行うとともに、県内企業であるセーレン(株)をはじめ、鯖江精機(株)、春江電子(株)と連携して、衛星の開発・製造を実施、福井県工業技術センターでは環境試験を予定しています。さらに本学ではOPTIMAL-1に搭載する2台のカメラを開発し、広域画像や分光画像といった地球観測画像等を利活用する計画です。 OPTIMAL-1は、現在エンジニアリングモデルの開発・試験中であり、フライトモデルの開発は2021年初旬に開始します。2021年度中には、国際宇宙ステー ション(ISS)からの放出を予定。本衛星は超小型衛星の商用化を目指した、プラットフォームになることが期待されています。