将棋から命題に迫る

  • 大学院工学研究科 知能システム工学専攻 博士前期課程2年 高津 和紀さん

人間の脳の成長を見るために適した題材は何か。高津さんが着目したのは藤井聡太棋士。将棋の最も良い打つ手である最善手を導く「将棋AI」と藤井棋士の14歳から16歳の期間で棋譜を解析し、藤井が年齢を重ねるごとに形勢の悪い局面で最善手を打つ力がついていることを示しました。高校生の頃から始めた将棋が研究と結びつき、マスコミから藤井棋士の打つ手の特徴を尋ねられるほどその分析は進化しています