DATE: 2020/12

第11回 ふくい知財フォーラムセミナーを開催News

福井大学産学官連携本部は、県内の大学や試験研究機関が産業界で連携し知的財産(知財)を扱うネットワーク「ふくい知財フォーラム」を通じて例年、セミナーを開催しています。第11回のフォーラムは、「なぜ、宇宙ビジネスが注目されるのか」をテーマにプログラムを構成。新型コロナウイルス感染防止のため、Web会議システムZoomでのオンライン開催になり、県内外の団体・企業から65名が参加しました。

講演は、民間で宇宙ビジネスを展開する2つの企業と本学教員がテーマに即した題で行われました。SpaceBD(株)プロジェクトマネジメント担当の桃尾一馬部長は、衛星打ち上げやISS(国際宇宙ステーション)を利用した宇宙空間での環境実験などの実例を紹介、株式会社アストレックスの菊池秀明会長は、宇宙産業の歴史や今後の展望を解説されました。本学青柳賢英特命准教授からは、福井県における超小型衛生の量産を目指した大学の取り組みが話されました。

続くセッションでは、今回初めての試みとして、Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用し、参加者と講演者が意見交換を行える場を設定。セッションでは民間企業が宇宙ビジネスに参入する可能性や知財の保護活用について議論され、オンラインの利点が生かされたセミナーになりました。