第5回

DATE: 2019/12

こんにちは!今まで知的財産の保護、活用の話をしてきました。今回はAIにより生まれた知的財産は誰のもの?です。

知的財産の所有者が誰か?とは財産の所有者を決めることで、「成果物の帰属問題」と言い開発業務契約などでは重要事項です。原則、知的財産の所有者はそれを成した自然人。一方、AIが小説、音楽、キャラクター等の著作物、さらには新物質の提案など価値ある知的財産を生む時代になりつつある。ところが実際にそれらの価値を生んだのはAIなのに自然人ではないために所有者になれない。ではAIに関係した自然人とするとAIを作った人、AIに処理をさせた人が所有者でしょうか?

実はこの状況に現在の社会、法律が追いつけていないので喫緊の課題になっています。でも突き詰めるとこの課題はAI時代における人類の存在価値は何か?という問いに答えることですよね?