DATE: 2019/8
こんにちは!今回は、ジェネリック医薬品の話です。耳にしたことがあると思いますが、特許が切れた有効成分を使った後発医薬品です。
特許の独占排他期間は原則出願から20年間ですので、先発企業は特許を取ってその間に市場を独り占めできるが研究から商品化に莫大な費用が掛かり失敗のリスクもある。そこで後発企業はその期間を過ぎるのを待って参入することで自由に製造したり販売したりするが、自由競争の結果安価になってしまう。価格競争の中での優位性が勝負となる。
このように特許を活用することは熾烈なビジネスです。一方大学の大切なミッションは社会貢献です。知財財産・技術移転部は、大学の特許を活用するにおいて、この社会貢献と企業のビジネスの世界との狭間で日々苦悩してます。