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サクソフォンの音色で「ハートフル」を届ける

  • 医学部 看護学科2年 北出 めぐさん

 医学部附属病院のがん体験者の会「みのり会」で患者さんやご家族に癒しの音楽を届けたいと、北出さんは「ハートフルコンサート」を企画しました。
 サクソフォンは12歳の時に地元の音楽教室で習い始め、現在は国内屈指の市民吹奏楽団で活動しています。高校時代から県内の病院などでサクソフォン演奏のボランティア活動に参加してきました。今回は、初めて自ら恩師、母校の高校生らに共演を依頼して開催した北出さん。みのり会からリクエストがあった中島みゆきの「糸」のほか3曲をしっとりと演奏しました。
 コンサート名に題した“ハートフル” は、少しでも闘病生活を忘れて、温かい気持ちになって欲しいとの思いから。演奏後、昨年がんで身内を亡くした方が涙を浮かべ「来て良かった」と言ってくれたことが心に残りました。「音楽は人の心を動かす力があることを改めて感じました」と話し、音楽を通じた活動を続けていく意欲を新たにしました。