DATE: 2018/8
繊維のNPO法人が産学官連携本部内に発足News
繊維技術活性化協会が平成30年6月1日に設立されました。この法人は堀 照夫本学名誉教授が理事長を務め、福井で構築してきた繊維技術の研究開発を推進していきます。なかでも「超臨界染色」は染色の概念を変えた技術の一つです。一般に染色の工程は、染料溶液に繊維をつけて染料を分散し、洗いと乾燥の工程が繰り返されるものです。超臨界染色は、二酸化炭素を密閉容器内で高温・高圧にし、気体でも液体でもない超臨界流体と呼ばれる状態の中で、染料を繊維に移行させて染色します。染料の廃液が出ないので、水資源保護につながります。省エネと環境負荷の低減に貢献する繊維技術を普及するとともに、繊維に強い人材育成を推進していきます。