第3回

DATE: 2019/4

こんにちは!知的財産、知的財産権の種類とその重要性をお話してきました。今回は、職業の選択のヒントとして、知的財産を扱う仕事の紹介です。目的に適った知的財産の保護を受けるためには法律に沿った手続きをする必要があり、それを専門とする職業があります。企業や大学等研究機関の知的財産部門で力を発揮したり、特許事務所で勤務しています。弁理士と知的財産管理技能士が国家資格になっています。業として手続きの代理を実施できるのは弁理士のみで、知的財産関係の法律の専門家になります。法律の専門家の弁護士と違って、発明やデザインを扱うので技術系出身が多いのが特徴です。旧字体で書くと、弁理士は「辨理士」、弁護士は「辯護士」です。「辨」の字源は、「判じ分けること。ゆえに刀を書く。転じてわきまえ知る義とする。」。「辯」は「「辛辛」の間に「言」をかき、両人の論争を弁別して治め正す意。転じて言説の巧みな義する。」(「新大字典」から抜粋)。活躍する場の違いが「弁」の字の違いに表れていますね。4月18日は現在の特許法の前身「専売特許条例」の公布にちなんで「発明の日」です。それではまた。