福井大学では7月2日、SD研修会「伝わる・わかる・もりあがる グラフィックレコード体験セミナー」を開催した。講師に県内でグラフィックレコードに関するセミナーを行っている越前市役所市民協働課の岩﨑かおり氏を迎え実施しました。
グラフィックレコードは、会議やワークショップなどでイラストや文字を使って議論の内容を「見える化」する手法のことで、論点をビジュアル化することで参加者のイメージの統一や理解の促進を図り、議論が活性化するとされています。
本セミナーは本学附属図書館がコロナ禍により断念した学生向け企画を、事務局若手職員の協力のもと、対面受講とオンライン受講のハイブリッド型によるSD研修会として再企画したもの。壁面をホワイトボードとして利用できる附属図書館のメディアコモンズスペースで実施、対面と24名の職員が参加しました。
岩﨑氏は、○や△など簡単な図形を使った顔の表情などの表現方法、伝え方のノウハウについて、ホワイトボードに投影された資料にマーカーでイラストや文字等を書き込みながら進めました。グループワークでは参加者がこの手法を使って表現するミニワークに取り組み、実際の動画を見ながら記録するなど、イラストでの記録を体験。お互いの作品を見比べ、笑顔溢れる活発な意見交換が行われました。「グラレコを研修の報告書や、打ち合わせ等の資料作りにうまく取り入れられれば、業務を楽しみつつ、効率的に仕事ができるのではないか」「これまでに接する機会がない方々と接する楽しく機会となり、良い刺激になった」といった意見が寄せられました。